クリプトン

プロフィール 初音ミクは、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社によって開発され、VOCALOIDシーンの象徴的存在として、その文化を牽引し続けています 。彼女の登場は、VOCALOID技術の普及と、ユーザー生成コンテンツ（UGC）による音楽創作ムーブメントに計り知れない影響を与えました。 公式情報 項目詳細開発会社クリプトン・フューチャー・メディア株式会社最初の発売日2007年8月31日 (VOCALOID2 初音ミク)音声提供者藤田咲 (声優)年齢16歳身長158cm体重42kgイメージカラーブルーグリーンその他設定・特徴「未来的なアイドル」がコンセプト。名前は「未来から来た初めての音」に由来。左上腕部に「01」のタトゥー (キャラクター・ボーカル・シリーズ第1弾を示す)。主なソフトウェア Ver.VOCALOID2, Append, V3, V3 English, V4X, V4 English, V4 CHINESE, 初音ミクNT 初音ミクには、年齢や身長、体重、イメージカラーといった基本的なプロフィールがあり、それらはさまざまなメディアを通して一貫して紹介されています。こうした情報の統一性は、初音ミクが“変わらないアイコン”として広く愛されるための大きな支えとなっており、キャラクターのブランドイメージを守るための、クリプトン社の意図的な取り組みの一つだと考えられます。また、初音ミクはVOCALOID2から「初音ミク NT」まで、いくつものバージョンが登場している音声ソフトであると同時に、世界中にファンを持つ“バーチャルアイドル”としての顔も持っています。ソフトという枠を越えて、単独ライブやさまざまなメディア展開を行うことで、グローバルな知名度を築いてきました。こうした“音声ソフト”と“キャラクターIP”という2つの側面をあわせ持っていることが、他のボーカロイドと比べても、ミクのグッズ展開やイベントがとても多彩で広がりを見せている理由の一つになっています。 人気グッズ フィギュア ねんどろいど グッドスマイルカンパニーの人気デフォルメフィギュアシリーズ。通常版に加え、「応援ver.」「Happy 16th Birthday Ver.」毎年デザインが変わる「雪ミク」13、「レーシングミク」など、膨大なバリエーションが存在し、コレクション性が非常に高いです。初音ミクは、ねんどろいどシリーズで最も多くのバリエーションを持つキャラクターとされています。 スケールフィギュア 各メーカー（グッドスマイルカンパニー、マックスファクトリー、フリーイング、コトブキヤ、デザインココなど）から、様々なイラストやモジュールを基にした高品質なフィギュアが多数発売されています。特に1/4スケールなどの大型フィギュアは、その精巧な造形と存在感で人気を集めています。 figma マックスファクトリーのアクションフィギュアシリーズ。可動域が広く、様々なポーズを楽しむことができます。 プライズフィギュア タイトー、セガ、フリューなどから、ゲームセンターの景品として多くのフィギュアが登場しており、手軽に入手できる点が魅力です。 その他 カップ麺の蓋を押さえる「ぬーどるストッパーフィギュア」など、ユニークなフィギュアも人気です。 ぬいぐるみ スタンダードなぬいぐるみから、デフォルメされたマスコット、大型のジャンボぬいぐるみまで、サイズやデザインが豊富に展開されています。 アパレル・ファッション Tシャツ、パーカー、キャップ、靴下、バッグ、アクセサリーなど、日常的に身に着けられるアイテムが多数。有名ブランドとのコラボレーションも活発です。 キーホルダー・ストラップ カップ麺の蓋を押さえる「ぬーどるストッパーフィギュア」など、ユニークアクリルキーホルダー 、ラバーストラップ、メタルキーホルダーなど、素材やデザインが多様。イベント限定デザインも人気です。 文房具・雑貨 クリアファイル、ステッカー、ボールペン、ノート、カレンダー、マグカップ、グラス、タオル、クッション、スマホケース、モバイルバッテリーなど、実用的なアイテムも豊富です。 音楽関連 CDアルバム、楽曲を収録したSONOCA（音楽カード）、ヘッドホンなど。 イベント限定品 「マジカルミライ」、「SNOW MIKU」などの大型イベントで販売される限定グッズ（ペンライト、法被、マフラータオルなど）は、参加の記念として、またコレクターズアイテムとして高い人気を誇ります。 その他 食品（バター飴、お菓子）、飲料（コーヒー）、カー用品（ダイハツコラボ）、香水、ミニチュアルームキットなど、予想を超える多様な商品が存在します。 初音ミクのグッズ展開の幅広さは、彼女が単なる音楽ソフトのキャラクターにとどまらず、大きな存在感を持つIP（知的財産）として確立されていることをよく表しています。日常使いできるアイテムから、コレクター向けの高価なグッズ、イベント限定の特別アイテムまで、さまざまなファンのニーズに応えるラインナップは、クリプトン社の巧みなIP展開の成果だと言えるでしょう。 また、「雪ミク」「桜ミク」「レーシングミク」など、テーマごとの派生キャラクターが存在するのも大きな特徴です。これらのバリエーションは、それぞれがひとつのブランドのように扱われ、専用のグッズやファンコミュニティを築いています。なかでも雪ミクは、毎年デザインが公募で決まり、冬の札幌を舞台にしたイベントと連動して展開されるなど、とても計画的に運営されています。 こうした取り組みによって、初音ミクというキャラクターの新しさを保ちつつ、季節やテーマに合わせた商品展開が可能になり、ファンの関心やワクワク感を継続的に引き出しているのです。 コラボレーション 初音ミクのコラボレーション活動は極めて広範囲に及び、国内外の企業、ゲーム、アーティスト、イベント、さらには地方自治体や公共機関にまで広がっています。 主要イベント マジカルミライライブと企画展を組み合わせた最大級の公式イベント。毎年テーマソングとメインビジュアルが制作され、多数の企業が出展し限定グッズが販売されます。 SNOW MIKU冬の北海道・札幌を応援するフェスティバル。毎年テーマに合わせた衣装デザイン（雪ミク）が公募され、さっぽろ雪まつりでの雪像展示や、地元企業・交通機関との連携、限定グッズ販売などが行われます。 MIKU EXPO世界各地で開催されるライブツアーと展示イベント。 MIKU WITH YOU中国で開催されるコンサートシリーズ。 Bilibili Macro Link (BML)中国の動画サイトBilibili主催の大型イベント。洛天依との共演も実現しました。 ニコニコ超会議KADOKAWA・ドワンゴ主催の複合イベント。初期からVOCALOID関連の企画や出展が行われています。 企業・ブランド クリプトン・フューチャー・メディア関連SEGA（ゲーム開発、プライズ）、グッドスマイルカンパニー（フィギュア、レーシングミクスポンサー）。 大手企業ソニー（Xperia）、Google（Chrome CM）、トヨタ自動車（米国カローラCM）、ダイハツ（ミクTAFTなど）、ファミリーマート（過去多数キャンペーン実施）、ローソン、NewDays 、ドン・キホーテ、ポケモン（プロジェクトボルテージ）、サンリオ（Pusheenコラボ）、ルイ・ヴィトン（オペラ衣装デザイン）、リコー（THETA）、ロート製薬（デジアイ）、ドミノ・ピザなど。 ファッション・雑貨MAYLA、Avail、LISTEN FLAVOR、KANGOL、COSPA 、primaniacs（香水）など。 ゲーム 自社関連『初音ミク -Project DIVA-』シリーズ（SEGA）、『プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク』（SEGA/Colorful Palette）。 他社ゲーム『クラッシュフィーバー』、『パズル＆ドラゴンズ』、『モンスターストライク』、『白猫プロジェクト』、『#コンパス 戦闘摂理解析システム』、『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』、『Cytus II』、『ウチの姫さまがいちばんカワイイ』、『ケリ姫スイーツ』、『スクールガールストライカーズ』、『LINE レンジャー』など。 アーティスト・音楽 supercell、DECO*27、Mitchie M、40mP、livetuneといった著名ボカロPはもちろん、BUMP OF CHICKEN（ライブ演出・MV）、ファレル・ウィリアムス（リミックス）、Anamanaguchi（MIKU EXPOオープニングアクト）など、国内外のアーティストとの接点も多いです。 地域・公共 雪ミクを通じた北海道・札幌市との連携。弘前市・函館市との観光キャンペーン「ひろはこ」（雪ミク、桜ミク）。千葉市（マジカルミライ後援）。大阪（通天閣コラボ）。沖縄（CHURA MIKU STREET）。北海道警察（交通事故防止ポスター）。東京国立博物館（文化財修理プロジェクト）。 こうした多彩なコラボレーションからも、初音ミクが音楽やゲーム、ファッション、テクノロジー、食品、自動車、スポーツ、地域振興、さらには伝統文化にまで関わっていることがよくわかります。まさにポップカルチャーのあらゆる分野に深く根ざした存在であり、単なるソフトウェアやアニメキャラという枠を超えて、さまざまな場面にフィットする“文化的アイコン”としての立ち位置を築いてきたと言えるでしょう。 中でも、「マジカルミライ」や「SNOW MIKU」などの大型イベントは、コンサートだけにとどまらず、展示やワークショップ、大規模な物販などがそろった、まるでフェスのような総合イベントとして展開されています。こうした場は、企業とのコラボレーションの中心的な舞台となっており、グッズの販売を後押ししたり、ファンコミュニティを広げたり、クリエイターが作品を発表するチャンスを生み出したりと、さまざまな面で初音ミクの人気と成功を支える“よい循環”を生み出しています。 代表的なグッズ例 初音ミクの膨大なグッズの中から、特に象徴的で人気の高いものを3点紹介します。 ねんどろいど 初音ミク グッドスマイルカンパニー による、頭部が大きくデフォルメされた可動フィギュアシリーズ。豊富な表情パーツやオプションパーツが付属し、様々なシチュエーションを再現できます。初音ミクはこのシリーズの顔とも言える存在で、通常版からAppend、V3、V4X、雪ミク、レーシングミク、イベント限定版（例：Happy 16th Birthday Ver. ）まで、他の追随を許さない数のバリエーションが発売されています。2008年の発売以来、累計10万個以上を販売する大ヒット商品となり、ねんどろいどブランドの成功に大きく貢献しました。 入手情報: グッドスマイルカンパニー公式サイトや各種ホビーショップで販売（時期による）。 https://www.goodsmile.com/ja/search?search_keyword=%E5%88%9D%E9%9F%B3%E3%83%9F%E3%82%AF キャラクター・ボーカル・シリーズ01 初音ミク V3 1/4スケール 精巧な造形と塗装で、特定のイラストやデザインを忠実に立体化した非可動フィギュア。様々なメーカーから多様なコンセプトのフィギュアが発売されています。1/4スケールのような大型フィギュアは、その迫力とディテールの細かさから特に人気があります。例として挙げたV3 1/4スケールフィギュアは、ソフトウェア「初音ミク V3」のパッケージイラストを基にしています。 入手情報: 各種ホビーショップ、オンラインストア（Yahoo!ショッピングなど）で取り扱い。 https://www.goodsmile.info/ja/product/4878/%E5%88%9D%E9%9F%B3%E3%83%9F%E3%82%AFV3.html マジカルミライ 公式ペンライト 公式イベント「マジカルミライ」で販売されるコンサートライト。その年のメインビジュアルやテーマカラーを反映したデザインが特徴で、多くは複数の発光色を選択できます。ライブ会場での一体感を高める必需品であると同時に、毎年デザインが変わるためコレクションアイテムとしても人気があります。 入手情報: マジカルミライ会場物販、および事後通販（HMVなど）で購入可能。 https://www.hmv.co.jp/news/article/240422136/ 初音ミクの代表曲 曲名ボカロP特徴・人気理由みくみくにしてあげる♪【してやんよ】ikaVOCALOID黎明期の爆発的ヒット曲。ミクブームの火付け役であり、ボカロ曲初のニコニコ動画1000万再生達成曲。メルトryo (supercell)VOCALOID史に残る恋愛ソングの金字塔。supercellの名を広めた代表曲であり、カラオケでも定番の人気曲。千本桜黒うさP (WhiteFlame)和風ロックの代表格。国民的な知名度を誇り、紅白歌合戦でも歌唱された。カラオケランキング上位の常連。ワールドイズマインryo (supercell)「お姫様」ミクのイメージを決定づけた代表曲の一つ。「ツンデレソング」として愛され、カラオケでも人気が高い。初音ミクの消失cosMo@暴走P人間には歌唱困難な超高速BPMで有名。「ボカロならでは」の表現を追求した楽曲であり、技術的な挑戦の象徴。カラオケでも人気。砂の惑星ハチ (米津玄師)マジカルミライ2017テーマソング。ハチ（米津玄師）のボカロシーンへの一時的帰還作として大きな話題を呼んだ。高い再生数とカラオケ人気。ゴーストルールDECO*27ヒットメーカーDECO*27による代表曲の一つ。高い再生数を記録し、カラオケでも人気が高い。 初音ミクの代表的な楽曲は、しばしばVOCALOIDの歴史の中で、特定の時代やシーンを象徴する伝説的なプロデューサーたち（たとえば ika、ryo、黒うさP、cosMo@暴走P、ハチ、DECO*27 など）と深く結びついています。これらの楽曲は、ただのヒット曲というだけではなく、技術の進化や表現の広がり、そしてコミュニティの成長といった、VOCALOID文化の歩みを映し出す存在でもあります。 さらに、多くの有名曲がカラオケのランキングで上位にランクインし続けていることからも、こうした楽曲がネットのファン層を超えて、日本のポップカルチャー全体にしっかり根付いていることが感じられます。カラオケという誰にとっても身近な場所で歌われることで、初音ミクの存在や楽曲は、より幅広い世代・層に知られていくようになったのです。 公式ストア・SNSリンク カテゴリーサイト名/アカウント名URL公式サイト初音ミク公式ブログ (Piapro blog)https://blog.piapro.net/piapro.net (ピアプロ)https://piapro.jp/クリプトン・フューチャー・メディア株式会社https://www.crypton.co.jp/公式グッズストア雪ミク スカイタウン オンラインストアhttps://ec.snowmiku.com/雪ミク スカイタウン (実店舗)新千歳空港 国内線ターミナルビル4FSONICWIRE (ソフトウェア販売)https://sonicwire.com/ムービック (Movic)(https://www.movic.jp/shop/pages/HatsuneMiku_Series.aspx)コレイズ (colleize)https://colleize.com/lineup/308Axel Store (ミクシンフォニー)https://axelstore.jp/mikusymphonyX (旧Twitter)初音ミク 公式 (@cfm_miku)https://twitter.com/cfm_mikuHatsune Miku (@cfm_miku_en)https://twitter.com/cfm_miku_enマジカルミライ 公式 (@magicalmirai)https://twitter.com/magicalmirai雪ミク 公式 (@cfm_snowmiku)https://twitter.com/cfm_snowmikuYouTube初音ミク 公式チャンネル (39ch)(YouTube内で「HatsuneMiku」または「39ch」で検索)FacebookHatsune Miku (初音ミク)(Facebook内で「Hatsune Miku」で検索)Instagram@cfm_miku_official, @cfm_mikustagram(Instagram内で検索)TikTok初音ミク公式（Hatsune Miku）(TikTok内で検索)Weibo初音未来_Crypton(Weibo内で検索)LINE初音ミク(LINE内で公式アカウント検索)